山崎瑞弥さん(旧姓:下久吉)(平成7年度卒)を紹介します!
今回紹介するのは山崎瑞弥(みずや)さん!
(旧姓:下久吉(しもひさよし))
「撮影:大沼ショージ」
1995年度(平成7年度)卒業の本校OGなのですが、
現在、家業のお米農家を営まれているだけでなく、
「お米」をテーマにした実に幅広い分野で
活躍されている、大変ユニークな経歴の持ち主です!
「お米農家やまざき」公式HP
http://www.okome-yamazaki.com
今回はTV出演などで大変お忙しい中にも関わらず、
本校からの取材を快諾してくださいました!
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①本校を卒業してから今の仕事につくまでの経緯を教えてください。
近大福山高に在校中、美術部に入部していたのですが
(
出張でいらっしゃった近畿大学九州工学部(現:産業理工学部)
産業デザイン学科の教授・曽根靖史先生にお声かけいただき、
同大学 に進学し、工業デザインと環境デザインを学びました。
高校在校中は地元・広島または岡山での進学を考えていたので、
九州での4年間は、大学、福岡という街、友人から、
卒業後、親の希望もあり、地元、福山で就職したのですが、
どうしても「東京でデザインの仕事をしたい」
東京でデザインの仕事をする日々は、
仕事のスピードも早く、
数年後、東京在住で、
変わったスタンスの米農家をしている人と結婚
それでもデザインの仕事は続けていたのですが、
さらに数年後、子どもを授かったことで生活のペースが変わり、
育児・家事・農家の手伝い・
難しくなったので、
自分が高校生の頃から目標にしていたデザインの仕事は泣く泣く諦
農家の嫁として、夫の仕事のサポートをするようになりました。
「撮影:大沼ショージ」
ですが、農業を本格的に手伝いはじめると、今まで気づいてなかった
「
それから十数年、
(作業の効率化・
夫と子ども達とともに、農作業に励み、
「撮影:大沼ショージ」
意外ですが、
(
現在の農家という仕事に、とても活かせています。
②今の仕事の内容を教えてください。
米農家です。
お米を籾から発芽させて、田植えして、草取りして、稲刈りする。
文字にするとシンプルですが、
稲作しているので、体力も必要ですし、水温や気温、天候を読み、
自然とせめぎあう、
せっかくそれだけ手をかけて育てたお米を、その美味しさを、
一冊まるごとお米レシピの本「
(株)
一番、近々の情報ですと、3/12(火)21:30~21:55に
放映される、NHK[Eテレ]「趣味どきっ!」
25分まるごと1本出演しますので、
ちなみに再放送もあります。
・3/14(木)午前10:25~10:40・NHK[総合]
・3/19(火)午前11:30~11:55・NHK[Eテレ]
(
現在、書店で販売中の
「NHK 趣味どきっ!人と暮らしと、台所」の
テキストにも、
もし興味を持っていただけたら嬉しいです。
③今の仕事のやりがいや今後の目標などを教えてください。
農家という仕事は、自分たちの勘と、作業の仕方で、
それはとてもシビアな仕事ですが、だからこそ、
どの仕事にも言えることですが、
生まれるアイディアや、喜び、
それがやりがいにつながっています。
私がデザインの仕事に固執していた頃よりも、
今、現在の方が、
充実しています。
これから先、お米を通じて、どんな人に出会えるのか、
「撮影:川しまゆうこ」
「撮影:川しまゆうこ」
「撮影:川しまゆうこ」
④後輩達に何かメッセージをお願いします。
将来、自分は何をしたいか、イメージをふくらませて、学ぶ。
そして、行動する。発信する。
道は、自分で切り開いていくものです。
山崎さん、大変興味深いお話をしていただき、
ありがとうございました!m(_ _)m
お米という小さなテーマから、世界がどんどん広がっていく
というのは実に刺激的で、何だかワクワクさせられました☆
「撮影:大沼ショージ」
お話を聞かせていただいて特に印象に残ったのは、
打ち込んできたデザインの仕事から結婚を機に米農家の
お仕事に変わられた時に、やりたかったことを諦めるのではなく、
それなら逆に今までの経歴の中で培ったものをいかして、
今の仕事そのものを面白くしてしまおうと発想を変えられたことです。
そうした柔軟な切り替えが、米農家に止まらず、実にマルチな
分野で活躍されている現在の山崎さんを生んだわけで、
後輩のみなさんもぜひ参考にしてもらえればと思いますね!
最後になりましたが、
山﨑さんの今後のますますのご活躍を
心からお祈りしています!(*^▽^*)
そしてもちろん山崎さんご一家のご多幸も☆