中2福祉学習(10/9)
中学校2年生は先週金曜日の「総合学習デー」に
福祉学習として映画「泣きながら笑う日」のDVDを鑑賞しました。
(なお、この映画の上映に際しましては、
福山市社会福祉協議会の協力をいただいております)
難聴の子供をもつ若い夫婦の愛情と苦闘の日々を描き、
「人の痛みを知る心」「人間の愛情の尊さ」を伝える感動の映画です。
事前学習として「聴覚障がい」について学んでから映画を観たのですが、
約2時間近い上映の間、どの生徒も大変真剣に鑑賞してくれていました。
やはり、少し昔の映画(1977)とはいえ、作品の中で描かれている
「私たちは自分の痛さとともに、他人の痛さもわかる気持ちを持たねばならない」
というテーマが今も変わらぬ重みで伝わってくることと、
この映画がこの「福山」を舞台にしているため、
生徒たちもより身近なものとして感じることができたからではないかと思います。
今回の学習を通じて、聴覚障がい者の苦悩を知ることで、
ともに社会生活を送っていく上で我々には何ができるのかなど、
様々なことを考えられたのではないかと思います。
最後に生徒の感想を一つ紹介します☆
「ぼくはこの映画を観て、最初は何これ古くさいなと思っていました。
それにぼくはあまりこういう映画を観ることがないので、
少し面倒くさいなとも思いました。
でも、耳の不自由な子を差別したり、うつるんだというような差別を受けても、
決してめげることなく、
必ず子供を世の中で暮らしていけるようにしようとしているところがすごいと思いました。
それらの設定がとてもリアルで、最後の方は食い入るように観ることができました。
ぼくもこれからはそういう人がいれば、できるかぎりの協力をしていきたいと思いました」