阪神・淡路大震災を知っていますか?(中1道徳)
阪神・淡路大震災から15年。
当時まだ生まれていなかった生徒たちにも
この震災のことを知って欲しいと考え、
中学校1学年では道徳の授業を利用して
「阪神・淡路大震災を知っていますか?」
と題し、2回にわたっての特別授業を行いました。
先週の道徳では学年全員が多目的室に集まり、
写真やデータをもとに震災の概要を学習した後は
震災を実際に経験した3人の先生方から
体験談を聞かせていただきました。
当時神戸にお住まいで直接震災を経験した土谷先生
近大付属病院医療チームの活動を取材した門事務長補佐
生徒会担当として震災ボランティアに取り組んだ小山先生
やはり実際に体験した人たちの話と言うことで、
生徒たちはとても熱心に耳を傾けていましたが、
特に当時の生徒会やボランティア部の生徒たちが
実際に神戸まで行って震災ボランティアに協力したことは
「自分たちの学校の先輩たちがそんなことをしたんだ!Σ(・ω・)」
と、強く印象に残ったようでした。
それを受けて今週の道徳では
震災によって目の前で母親を亡くした女の子の話や、
ある被災者の方の現状を紹介した新聞記事、
そして先輩たちのボランティア体験記などを読みました。
読んだ後は感想をワークシートにまとめていったのですが、
生徒たちは被災者の方々の心の痛みを感じるとともに、
亡くなった人たちの想いを胸に強く生きていこうとする姿に
深い感銘を受けているようでした。
また被災者の方々に対する心のケアや、
お互いが助け合うことの大切さについても
先輩たちの体験談を通じて感じてくれていたようです。
「震災の記憶」を風化させないためにも
ぜひこの授業で学んだことを大切にしていってくださいね。