【中高一貫コース】アーカイブ
山本亮太さん(平成28年度卒)を紹介します!
今回紹介するのは山本亮太さん(平成28年度卒)!
一年の浪人生活を経て東海大学の理学部数学科に
進学されたのですが(現在、大学三年生)、
そこで高校時代から続けている陸上競技部に所属する
と共に、学生トレーナーとしても活躍されています!
いますので、今回出演していただくことにしました!
内容的にも在校生の皆さんにぜひ読んで欲しいですね☆
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私は現在、東海大学理学部数学科に在籍し、東海大学湘南校舎体育会陸上競技部に所属しています。本来の第一志望は医学部医学科でしたが、一浪の末断念しました。幼少のころから医者になることが夢であっただけに、かなり落ち込んでいたことを今でも鮮明に覚えています。ですが、高校時代の恩師であった陸上競技部顧問の先生と医学部の試験後お話しする機会があり、相談後に「大学で再度陸上競技にチャレンジし、世界に挑戦すること」を決意しました。そのために関東の有名強豪校を受験し、東海大学に決めました。
また、数学科を選んだのは、高校時代に岡潔先生著の『春晋十話』を読んだことがきっかけです。私が知る高校数学にはない本当の数学が情緒良く描かれていて、深く心に残りました。そこから岡先生が解いた三大問題と多変数複素関数論について研究したいと思い、数学科に決めました。
②今大学で取り組んでいることの内容を教えてください。
正直なところたくさんのことに取り組ませていただいているので、「何かをした」という形で明確には言えません。ですので、その「一部」としてご紹介させていただきます。
陸上競技では、トレーナーブロックチーフ兼ヘッドトレーナーとして陸上競技部全体のメディカルサポートをさせていただいています。メディカルサポートとは、大まかに選手のコンディショニングの調整や、傷害予防・応急処置・選手の復帰プログラムの作成などのことです。私が担当させていただく選手は、基本的に重症者の方が多いのですが、世界代表や日本記録に挑戦する選手、箱根ランナーなど多岐に渡って担当させていただいています。
他には早稲田大学スポーツ科学研究所・国立スポーツ科学センターにもお邪魔させていただき、最新のスポーツ医学研究の現場に参加しています。主に私は、アキレス腱・ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)・股関節がもたらすランニング障害の影響について調べています。このような研究的視点から、複雑な要因によって引き起こされる傷害の治療法の確立のため、単身でアメリカに渡り、約数か月の研修を経て、IASTMツールと呼ばれる治療機器の資格を取得して帰国しました。この後、国内の医療機器メーカーと契約し、大学に超音波機器の導入なども行いました。
③やりがいや今後の目標などを教えてください 。
まず一つに、「日本一を決める舞台」や「世界で戦うこと」に関われることが一番のやりがいです。また、まだまだ人体には謎が多く、選手によって外傷の反応は異なります。そういったことを考察し、実践にいかすことにも魅力を感じています。「学問としての面白さ」や「勝負の世界」というひりひりとした臨場感は、日々の生活では味わうことが出来ません。またアスリートによってそれぞれの哲学があり、それを共有し、自分たちの存在の価値を作り上げるという作業は、非常に価値のある時間に思えます。
私の専門なら数学ですが、学問という枠組みにおいても同様のことがいえるのではないでしょうか。
私の目標は、東京オリンピックやパリオリンピックに選手を無事に送り届けることです。そこから、新型コロナウイルスで疲弊した社会にスポーツで希望を与えていければと思っています。
④後輩達に何かメッセージをお願いします。
学校では勉強やスポーツ・人付き合いなどで、周りと比較され、評価をされているような気分になる人も多くいるのではないでしょうか。
私は出来ないことは出来ないものだと思っています。だからこそのチームであり社会だと思います。100mを9秒で走ること、全国模試で一番を取るとかは、得意な人たちに任せていいのではないでしょうか。その代わりに、その人たちが出来ないことをすればいいのです。
例えば、私の見ている選手で字を読むことが苦手な選手がいます(ちなみに、漫画もしんどいらしいです)。
でも、私は読むことが出来るので、文や医師からの指示を分かりやすく伝えたりもしています。これだけで彼は私のことを尊敬しているらしいです。
彼は陸上競技に全てのスキルポイントを全振りしているので、それ以外は人並みに達していません。私が会ってきたトップの人間は、だいたいどこかが大きく抜けている人ばかりです。だから、安心して下さい。おそらく、陸上競技以外は君たちが上です。
どうしても他人の評価が気になる人たちへ。誰もやっていないことは誰も評価できないので、少し結果を出しただけで物凄い評価になりますよ!
失敗を許されないのは、AIとロボットだけです。人間である我々は、もちろん失敗しないようにはしながらも、でも失敗を怖れることなく、挑戦していきましょう。
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山本さん、貴重な体験談ありがとうございました!
今回のインタビュー内容も沖縄での代表合宿でお忙しい中、
寄稿してくださいました。重ねてお礼申しあげます。
内容を紹介します。語られているのは陸上との出会いですが、
それに限らず、この4月から何か新しいことに挑戦したい、
自分を変えたいと思っている人には刺激になると思いますよ☆
「中学時代かなり自分に対してコンプレックスを持っていました。自分に何ができるのか社会に必要とされているのかなど悩んでいました。 そのような影響から、高校に進学してとにかく自分が本気で何かに取り組む環境を探し、陸上部に入部したのを覚えています。そこから、日々ハードな練習が続き苦しいことも多々ありましたが、本気で取り組める環境に充実感があり、今でも良い時間だったと思っています」
自分の弱さに負けず、本気で「何か」に打ち込んだことが、
今の自分につながっている--
山本さんの場合はそれが「陸上」ですが、この記事を読んだ
皆さんにも自分なりの「何か」が見つかるといいですね。
末筆になりましたが、山本さんの今後の更なるご活躍を
母校として心から応援しています!(^^)/
日本ハムファイターズの栗山監督との2ショット(掲載許可済み)
坂上博俊さん(平成23年度卒)を紹介します!
今回紹介するのは坂上博俊さん(平成23年度卒)!
坂上さんは中高一貫コースの三期生として本校を卒業した後は、
近畿大学の理工学部に進学されたのですが、在学中に「起業」し、
現在はプラクス株式会社の代表取締役を務めていらっしゃいます!
ぜひ在校生や大学生の皆さんに読んで欲しいと思います!(^^)/
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https://www.kindai.ac.jp/science-engineering/department/graduate/innovative-engineering/
③今の仕事のやりがいや今後の目標などを教えてください。
私は生まれつき左耳が耳たぶしかない「小耳症」でした。それを3度の手術(あばら骨を取り出し耳の形を作り、穴を開け人工鼓膜を入れ、耳輪を持ち上げる)で少しですが聴力を得ることができました。そのため、医療に恩返しがしたいと考えておりました。また、大学からも特待生で4年間(約500万円相当)の支援をいただいていたので、何か恩返しできることはないかとも考えておりました。
④後輩達に何かメッセージをお願いします。
皆さんにアドバイスというほど経験を積んでいるわけでもないので、個人的にオススメしたいことをいくつか共有させてもらいます。
1つ目としましてはいろんなことに興味を持つことです。なぜ1+1が2なのか。なぜお湯を温かく感じるのか。なぜ薬で病気が治るのか。なぜテレビが映るのか。なぜ人は争うのか。小学生みたいと思われるかもしれませんが、それぞれが立派な学問であり、これから皆さんが修めようとする大学の勉強です。役に立たない勉強なんてありません。
坂上さん、お忙しい中ありがとうございました!m(_ _)m
「自分が学んできたことで世の中に貢献したい」という坂上さんの熱い想いがヒシヒシと伝わってきました!
柴田和弥さん(平成24年度卒)が9/10(木)の『アウト×デラックス』に出演します!
年に2度ほどSNSで発表しています。
作品は極端に複雑な分壊れやすいのが難点。
ゴージャス登場箱「デルモンテ」です。
無理やりゴージャスに登場させることができます。
目立ちたいわけではないのですが、
非日常を皆と一緒に感じたいとは思っています。
機械いじりだけは3度の食事より好きでした。
学生時代は全く何に役に立つかわからず(今でも分かっていませんが)、
一つ言えるのは、周りに影響を与える手段となったということです。
純粋に好きな物を是非持ってもらいたいと思います。
とにかく純粋に・真摯に好きを追い求めてください。
いつもと違った景色が見え、新しい発見があるはずです。
その人にしか無い価値を見出すきっかけが沢山あって、
そのきっかけはこうして人為的に作り出すことができます。
ぜひ試してみてください。
純粋に好きな物」