総合学習デー(10/9(金))での貴重な体験をいかし、
http://110.50.205.163/column/2009/10/post-198.html
中1では現在、「総合」の時間を用いて
「福祉」をテーマにした学習を展開中です(`・ω・´)
今回は「アイマスク」体験に引き続き、
目の不自由な人の日常を体験してみました。
まずは目隠しをして班活動の席をつくるところからスタートです。
その後は目を隠したまま席移動をしてみたりもしました。
いつもならあっという間にできることが、
手探りであちこちにぶつかりぶつかりと大変です(;´_`;)
次に目が不自由な方たちのためにされている
さまざまな工夫について学習しました。
たとえばアルコール類の缶のふたのところには、
点字で「おさけ」と書いてあるというのは
生徒たちには驚きの発見でした(゚0 ゚*)
(なお、班につき各1缶用意されたビールの空き缶は、
先生方のこの学習に向けての努力のたまものです(笑))
他にもシャンプーの容器には目印がついていて、
それはある一人の消費者からのメーカーへの投書がきっかけとなり
日本で開発されたというエピソードには、
「そうなんだ!Σ(・ω・)」
と驚きの声があがっていました。
さて、次は「点字」の学習です。
ですが、さすがにいきなり「点字」は難しいので(^_^;)
今日は疑似体験ということで、
「ぷくぷくペン」(文字がぷくぷく浮き上がります!)で書かれた文字を
目隠しして読み取ろう!ということに。
指で読み取った文字を手元の紙に書き取らせる……
言うのは簡単ですが、生徒たちは「なんだこれー??」と悪戦苦闘。
こんな単純なマークでさえ読み取るのは大変なのに、
「点字」を全部覚えて指だけで読み取っているなんて……
と、みんな改めて目の不自由な人たちの暮らしの大変さを
感じてくれていたようです。
そして同時に点字を読みこなせるなんてスゴい!(゚0 ゚*)
という感嘆の声もあがっていました。
学習のまとめには、あるアメリカ帰りの全盲の方の新聞投書を取り上げました。
その方は、自動販売機で冷たい飲み物と温かい飲み物の区別ができず
困ってしまったという体験談をもとにして、
アメリカで生活していた時のように、
日本でも「お手伝いしましょうか?」と気軽に声をかけてくれる人が増えて欲しい
と願っていました。
点字をはじめ目に見えない方のため工夫はいろいろあるけれど、
最後は困った人を思いやれる心が大切だということを
生徒たちは学んでくれたと思います。
いろいろ体験しつつ学べて、充実した1時間でした(´▽`*)