【 2019年3月 】アーカイブ
2018「カナダ語学研修レポート」その④(4日目)
カナダ語学研修4日目
さぁ今日はいよいよ大学生のバディとの初対面です。緊張しているのか朝食をいつもより早くロビーまで取りにきている班も多かったですね。本日の朝食はDunn’s Famous Restaurantのhamwrap(ハムラップ)でした。女子の中には『味が薄くてちょっと』という所もあったようですが、私は正直カナダに来てからの朝食で一番美味しく頂けました。ポテトサラダやその他の野菜が具材として多めに入っていましたし、食材の味でそのまま頂けたのもよかったのかもしれません。
一方、昨日のオリンピックオーバルのボブスレーVR体験で大興奮し、夜のアレックスからのレクチャーやプレゼンテーションの準備段階の話し合いで疲れて果てたのか、寝坊してこちらが部屋まで起こしに行ってもなかなか部屋から出て来ない部屋もありました。
準備会場はホテルから徒歩5分程度のところにあるRHODES WELLNESS COLLEGEという施設。さぁいよいよ大学生バディとのPBL(project based learning)プログラムの開始です。このプログラムは参加者それぞれが一つのテーマに対して「課題発見」したり、その「課題を解決」する過程で、「アイディアの創作方法」を学んだり、大学生バディとの「異文化コミュニケーション」を通じて、限られた時間の中で班の仲間と一緒に一つのことを実践する「タイムマネジメントスキル」も学び、目標を達成するプログラムです。今回のテーマは『理想の学校を作ろう!』。
バディとの初対面では参加者全員が日本から持ってきたお土産を手渡して、バディとの交流開始です。中にはカナダということで習字で「楓」と書いたものをプレゼントした人もいました。
ちょっとその前にICE BREAKING(アイスブレイキング)。
name circleという自分の名前の前に形容詞をつけて各自、自己紹介をしていきますが、ただの自己紹介ではありません。今まで紹介された人も含めて、周りの人たちに自己紹介していきます。次に行われたのがmarshmallow challenge(マシュマロチャレンジ)。スパゲッティ20本、90cmのテープ、70cmのひもの3つのアイテムだけを使って、マシュマロがのった塔の高さを競い合うゲームです。こちらが今回のマシュマロチャレンジで一番だったチームです。チーム名も何と『トーテムポール』です。チームネーミングもバッチリでしたね。
次はブレインストーミング。「理想の学校とは?」というテーマに対して自分たちから出てきた意見や発想をポストイットを使用しながら、模造紙に貼っていき、自分たちの考えとか分類していきます。
白熱した「理想の学校とは」プレゼンテーションの準備に二羽のseagualも興味津々です。
本日の昼食はVera’s burger shackのvera burger(ベラバーガー)とpoutine(プティーン)でした。プティーンは元々フランス語で、カナダの西海岸ケベック州の人たちにとっては日本人にとっての『締めのラーメン』のような存在らしいです。量はそうでもなかったですが、お腹いっぱいになりました。
昼食後はみんなの疲れた様子を見て、アレックスが気を遣ってくれて、15分のpower up。
今日はPBLプログラムの準備会場に午前中からほぼ丸一日缶詰め状態で大学生のバディとともに、プレゼンテーションの準備をしていました。間に間に小休憩はありましたが、中には大学生のバディと向き合ったおかげで、午後からの2時間だけでも急激に英語の表現が上手になった人や私が話しかけた日本語が英語に聞こえたという参加者もいましたよ。
また、最初はぎこちない反応だったみんなも徐々に緊張がほぐれて、バディと一緒に写真を撮ったり、プレゼンテーションのテーマ決めや発表内容の分類や絞り込みに時間を費やしました。ご褒美の純日本弁当の夕食後にもプレゼン準備の為に残っている頑張っている人、グループもありました。
明朝9時からはいよいよプレゼンテーションの発表会です。大学生バディとともに失敗を恐れず、今日の自分よりもう一歩だけでも進んでほしいというアレックスの言葉も大事にしてほしいと思います。
皆さん、本当にお疲れ様でした。
引率者から
実は昨日の活動が全て終わった後、参加者の1人が自分の財布を紛失してしまった人がいましたが、この語学研修開始時にアレックスがくれた『お守り』であるname card(名刺)を財布の中に入れていたおかげで本日、財布の中身もそのままの状態で本人の手元に戻ってきました。今回のことは不幸中の幸いではありましたが、親切に連絡をくれた人、財布を取りに行ってくれた人、お守りをくれていたアレックスなど色々な人に感謝するとともに、もう一度参加者全員がそれぞれ自分の持ち物は責任を持って管理して欲しいと本日の全行程終了時の連絡伝達事項の場で全体にも共有し、注意喚起しました。
2018「カナダ語学研修レポート」その③(3日目)
カナダ語学研修3日目(曇りのち晴れのち雨)
カナダ語学研修3日目に入りました。天気予報通りカナダに来て初めての雨を経験しました。ただし、私たちがホテルに戻ってから間も無く雨が少し強くなって路面もぬれていましたが、3日目の行程が終わるまでは全く問題のない少雨でした。これも参加者の皆さんの日頃の行いのお陰でしょうかね⁉︎
昨日同様に7時半にホテルロビーにてアレックスのチェックを受けて、朝食を受け取り、各部屋に持ち帰って、部屋ごとにいただきました。昨日のリンキャニオントレイルの疲れからか何組か寝坊した班もありましたが、本日の朝食はこれまでの市内でもよく見かけた日本でもお馴染みのSTARBUCKS COFFEEのモーニングサンドイッチでした。今日もアレックスやユハさんからCOMPASSを受け取り、朝の支度を済ませて、Grandville Island(グランビルアイランド)に向けて出発です。
昨夜の夕食会場があったダウンタウンの半島から南に行くグランビル橋のちょうど真下、False Creek(フォールス・クリーク)に浮かぶ突き出した小さな半島。ホテルを出てからすぐのバス停からバスに乗り、20分ほどでグランビルアイランドに到着しました。
グランビルアイランドは20世紀初めには工場街として栄えていましたが、再開発によって今はバンクーバー市民の御用達になり、多くの観光客が訪れる人気のスポットとなっています。グランビルアイランドでは来週、ポストカードプロジェクトが予定されていますが、その企画の準備として集合場所や質問しやすい状況の人や場所などのチェックポイントをグループごとに昼までの自由時間を利用して確認したり、お土産を購入しているグループもありました。
リッチモンドは1990年代以降急速に開発が進み、現在人口は20万人余りらしいですが、その6割は中国人を主とするアジア系の住民で占められているそうで、駅から出ると、街の表記にも漢字が目立っていました。オリンピックオーバルではみんな今までの疲れを忘れて、シットスキーやボブスレーなど様々なオリンピックの競技種目に挑戦してかなり汗をかいている人もいましたね。
夕方にはオリンピック施設を見学を終え、リッチモンド駅周辺のフードコートで夕食を各自で自由に購入して頂きました。そろそろ日本食が恋しくなる頃でしょうか。お昼に日本食を食べたりグループもあったり、、夕食にはケンタッキーフライドチキンを食べたグループもいました。
いつもならこれで1日も終わりとなるところですが、今日はまだひと仕事ありました。
今回のカナダ語学研修の1つの目玉である、PBLプログラムの壮行会がありました。時間にして約2時間程度、疲れた表情の人もたくさんいましたが、アレックスよりTEDのプレゼンテーション動画や『神の手』と言われる脳神経外科医福島孝徳先生が簡単だが分かりやすい英語を話す動画も見せてくれ、大学生バディプログラムのレクチャーを受けました。最後にグループごとにグループの班名を決め、一人一人なぜその班名にしたのか、バディプログラムに向けての意気込みを発表しました。
PBLプログラムについては後日ご説明します。明朝より大学生とのバディプログラムは本格始動になり、参加者の皆さんは日本から持参したお土産を持って行く予定です。
2018「カナダ語学研修レポート」その②(2日目)
カナダ語学研修②
カナダ語学研修2日目です。昨日は午後からのダウンタウンの散策で、オリンピック聖火台やカナダプレイスを見学しました。昨晩は早めにホテルにはチェックインできたおかげで、ホテル前にあるセブンイレブンやshopppersというスーパーで水などの水分などを購入し、参加者のみんなも時差ボケを解消できた人もいましたし、まだ早く起きすぎて眠たそうな顔の人もいました。
7時30分にホテルロビーで、部屋長が朝食のフレンチトーストを受け取り、各部屋に持ち帰って部屋ごとにいただきました。そして朝の支度をして、8時45分にロビーに再集合し、ESLレッスンが行われる会場に徒歩で移動しました。
そこでは、自己紹介の仕方やランチの頼み方やカナダの通貨についてなど3グループに分かれて、レッスンを受けました。
午後からはコンパスチケットのday passという交通機関が一日乗り放題になる1日パスをアレックスと本日よりお世話になりましたユハさんから各自もらい、2グループに分かれて、今日1日だけでsky train(スカイトレイン)という電車やsea bus(シーバス)というフェリー、市バスなどいろいろな乗り物に乗車する体験もできました。
シーバスでノースバンクーバーに移動し、ロンズデールキーマーケットにて各自午前中のレッスンで習った英語表現を使って、昼食を購入していました。
その後市バスに30分ほど乗って、ロンズキーマーケットからリンキャニオンという峡谷に移動し、温帯雨林のウォークに挑戦しました。天候にも恵まれ、マイナスイオンをたくさん浴びることができましたが、途中アップダウンタウンもあり、谷底までかなりある吊り橋を渡ったりして、普段あまり体を動かしていない参加者にとっては疲れたかなという表情をしている人もいました。写真から様子がわかると思います。バンクーバーの森は18〜19世紀に入植者によって乱伐されたため、今に残る森は貴重な存在のようです。
大自然のリンキャニオンから再び市バスに乗ってバンクーバー市内のダウンタウンに移動し、夕食会場の中華料理店の位置を確認して、短時間でしたが、それぞれ再集合までの時間を利用して、ダウンタウン内のにある飲食店で飲み物を購入したり、2日目にして早くもお土産屋さんでお土産を購入したグループもいました。
再集合の後、10種類の中華料理をレストランでみんなで分け合っていただき、みんなでまたまた徒歩で宿泊ホテルまで戻り、2日目も無事に全ての行程を終えました。カナダ語学研修2日目は午前中は頭を、午後からは身体を使って、快晴の下、充実した2日目を終えることができました。
※引率者の気づき※
2日目に入り、ややカナダの生活にも慣れてきたこともあるとは思いますが、せっかくカナダに来させて頂いているので、明日からは日本の友達だけではなく、自分の方からもっと積極的に英語を使って、アレックスやユハさんはもちろんのこと、様々な人との交流をしてほしいと思いました。